2008年10月24日
葬儀のかたち
前回お話した叔母(母の叔母)が今年3月末に亡くなり、葬儀に大分へ行きました。
長くはもたないからとお医者さまから知らされていたので、事前に心つもりはできて
おり、母と共に心からの感謝とお別れを言って、帰ってきました。
葬儀は、神式でごく身内のみ、大分市内の葬儀会館で行われました。
神式の形は私には初めてで、主に大きく違う2つの事を体験ました。
1つは玉串奉納。お焼香に代わって、祭壇の前に進んで、手に持った玉串を
時計回りにまわしながら遺影に向かって捧げ、二礼二拍手一礼。
拍手も音をさせずに形だけをまねるもので、葬儀に関する行事の多くで行いました。
もう1つは祝詞。斎主(神主)さまが個人の略歴や人柄を折り込んだ祝詞を
読み上げるんですが、言葉がわかりやすく、先祖の名前やそのつながりまでが
自分たちにも理解しやすいものになっていました。
さらに心に残ったのが市営葬祭場の待合棟にあったお人形です。
ご覧になった方も多いと思いますが、男性が引く大八車に家族が周りを
囲んで楽しそうに歩っている・・・たしかそんな形だったと思います。
やわらかく、豊かな表情をした人形に、故人のそれまでの人生を重ねて・・・
(うろ覚えなのでまちがっていたらごめんなさい)というような言葉が添えてあり、
見ていて心がおだやかになりました。場所が場所だけに画像に残せませんでしたが、
行かれることがあればぜひ、ご覧になって下さい。
年を重ねて、人生のお別れの場に出会うことが多いのは自然なこと。
どの旅立ちにも、まっすぐな気持ちで手を合わせていこうと思います。

Posted by あやおっち at
16:05
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