産んだおぼえはありません
地元ケーブルテレビを見ていた時、
女性レポーターが
年配女性に話しかけるのに使っていた言葉。
「おかあさん、今日は」
「おかあさん、今日はどこから来られたんですか?」
「おかあさん、これおいしいですね。」
それを一緒に見ていた母が憤慨しながら・・
「『
私はあんたを生んだ覚えがない、おかあさんと呼びかけるな』って
言うたらええのに(怒)」と。
聞くと、自分の子供(あるいは身内)以外の人からおかあさんと呼ばれるのに抵抗があると言います。
関西系の人に多く見る(語弊あるかな)風景なんですが
名前を知らない自分の母親世代の女性を呼ぶ時、この
「
おかあさん・・・」をよく使います。
主にお店やセールスマンの人がよく言ってるのを目にしますね。
別にそうであっても、悪気なく相手に親しみを込めて使ってるんだろうし、
言われてもさらっと流せばいいのに・・と
私はさほど気に留めなかったんですが、
新聞の投書欄で
「本当のおかあさんでもないのに、気安くおかあさんと呼ばれるのは侵害だ」
というのを見つけ、気持ちを悪くする人は母以外にもいるんだと思いました。
でもそれ以外になんと呼びかければいいのかと考えてみると
「
ご婦人、お嬢さん(みのさんか?)、あなたさま・・」うーんしっくりこない。
当たりさわりを考えれば「女性の方」くらいしか浮かんできません。
私も買い物に行くとたまに言われます
「奥さん、今日お買い得ですよ」「奥さん、どうですか?・・」
「
私、奥さんやないねん。」
などとは言わず、笑って聞き流して帰ってきます。
ま、そう呼んだ人からは絶対買いませんけどね(うそ)